冬は特に雨の多い宜蘭ですが、
天気の良い休日に、棲蘭神木園に遊びに行ってきました。
棲蘭は宜蘭縣大同郷にある森林地区。
ここには1000年2000年を越える台湾ヒノキやベニヒノキがたくさん残っている
台湾でも貴重な場所なんだそうです。
この神木園は百株に近い神木と、最近では馬告の生態区としても知られています。
馬告というのは、原住民の言葉マーガオに中国語をあて字したものなんだけれど、
山の胡椒・・・どうやら山椒のようです。
(ちがうかなぁ・・・)
この神木園は、約2.4kmの遊歩道になっており、
ガイドさんと一緒に説明を聞きながら2時間ほどでこのコースを回ります。
殺菌効果、リラックス・リフレッシュ効果をもたらすフィトンチッドとマイナスイオン。
これもこの神木園の自慢の一つ。
この神木園にある百株近い神木のうち、特徴のある51本の神木には
樹齢によって中国で活躍していた人の名前がつけられていて、
司馬遷、白居易、韓愈、関羽、鄭成功、楊貴妃、ジンギスカンなどなど
聞いたことがある名前がいっぱい。
そういうのを見てるだけでも中国歴史好きには楽しいかも。
こちらは399年に長安からインドへ法典を求めて度をした法顕さん。
(右側の枝は、雷をウケて折れてしまった幹にまた新しい芽が出たんだけれど、
根が大地に届かずに栄養不足で死んでしまった二代木)
こちらは司馬遷。
この神木園には2000年を越すような神木もあるんだけれど、
この樹が今神木として残っているのは、
もともとは曲がっていたり二股だったりして使えない樹だったから、切らずに残されたもの。
それが今では神木として名前を付けられて、
今大切に残されている、というんだからわからないもんだねぇ・・・
というガイドさんの言葉が心に残りました。
これ、ヒノキの幹。溢れ出すのはヒノキの油。
幹を指で触って、香りを嗅ぐと、こりゃたまらん。
すごくすごくいい香りです。なんだかほっとするような香り。
歩きながら、いつまでも自分の指の匂いを嗅ぎ続ける怪しいNao・・・
だって本当にいい匂いなんだもん。
多少ののぼりもありましたが、ほとんどが下り坂という、すばらしい遊歩道のコース作り。
2時間近い時間があっという間に過ぎ、楽しいハイキングでした。
だいたい年間200日が雨だというこの場所。
ときには100日以上雨が続いたりもするこの棲蘭で、
運良く綺麗な青空をあおぐことが出来た。
時には、数メートル先の神木さえも見えないことがあるそうだ。
山の天気は変わりやすいとは日本でもよく言われるけれど、
「ここ棲蘭は、毎日違う表情が見れるんだ」、とガイドさん。
すっかり惚れ込んでるんだなぁ。
さて、歩き回ってよい空気をたくさん吸ったら、お腹がすいたぞ。
お昼ご飯は、竹おこわと山椒の入った肉団子スープ。
スープにはマーガオ(山椒と思われる)が入っていて、
箸ならずレンゲが進みます。
お昼ご飯を食べ終えて、そろそろお家に帰りましょう。
出来れば椅子にでも座って、この空気と青空をもう少し楽しんでいたい・・・
などと思っていたら、すごい早さで霧が山を包み始めました。
こりゃ午後にここに来る人は、私が見た景色は楽しめんかもな・・・ふふふ。
この神木園に入るには申請が必要です。
とは言っても・・・
私は会社の人に申請してもらったので、どこに申請したらいいのやら。
台北からもこの神木園に行く日帰り、泊まりツアーがあるので、
そういう旅行会社を利用するのが一番ラクチンですね。